地震の備え
「モノ」の備えだけで大丈夫?備えてあんしん地震の話③~固定費のお支払い~
こんにちは!リンクジャパンです。
シリーズ「備えてあんしん地震の話」についてです。
前回は「重要書類」についてふれ、被災後の生活では、もし大切な書類をなくしても、その救済措置が取られているというお話でした。
今回は「固定費の支払い」についてお話しします!
💡被災後の生活を圧迫する「固定費」
住宅ローンや家賃、公共料金や保険料、携帯電話の通信費など、毎月支払いがあるものを固定費といいます。
被災後は、家計収入が減るかもしれませんし、臨時の出費が増えるかもしれません。
そんな中、固定費が大きな負担になることが多いため、行政や各企業が救済措置を用意しているものがあります。
今回はそんな救済措置を紹介していきます!
💡携帯電話などの通信費
スマホ1台でさまざまな事を調べられるネット環境。
災害時こそ、助けを呼ぶための発信や、身の回りの情報の受信など、スマホやネット環境は重要になってきます。
そのため、災害時には携帯電話会社から料金の支払免除や支払期限の延長、データ通信量の追加などが発表されます。
こうした救済措置は各携帯電話会社がホームページ上で発表することが多いため、災害時には一度契約している会社のホームページを確認してみましょう!
💡損害保険・生命保険などの保険料
通常は、保険料を一定期間滞納してしまうと保険が失効してしまいますが、災害時には、保険会社が保険料の支払猶予の措置を行った実績があり、災害によっては1年近い猶予が設けられたことがあります。
こうした情報も保険会社のホームページ上で公開されますので、猶予があるかどうかは契約している保険会社や代理店に問い合わせをしてみましょう!
もし契約している保険会社が分からない場合でも、生命保険は「生命保険契約照会制度」、損害保険は「自然災害等損保契約照会センター」へ確認することで契約の照会ができます。
・参考 生命保険協会「生命保険契約照会制度(災害時利用)のご案内」
URL https://www.seiho.or.jp/contact/inquiry/missing/
・参考 日本損害保険協会「自然災害損保契約のご照会」
URL https://www.sonpo.or.jp/soudan/icrcd.html
💡水道・ガスなどの公共料金
震災直後は水道やガス管などの破損が原因で使えなくなることがあり、そうした地域に向けて支払い請求を自動で行わないようにする場合があります。
ただし、支払いの免除や猶予には申請が必要な場合もあります。自治体のホームページや契約しているガス会社などで発表されますので、被災時には一度確認をしてみましょう!
いかがでしたでしょうか?
被災時は、固定費をすこしでも抑えたいもの。
住宅ローンなどは、支払い期限を延ばすことができないため、限られた収入の中から何を優先して支払うかを考える際に、これらの救済措置があるかどうかの情報は大切ですね。
被災時には、自治体や利用している各種会社に問い合わせをしてみましょう!
・参考 政府広報オンライン「被災したとこきの生計の維持」
URL https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202003/3.html