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マルウェアEmotet(エモテット)に注意
こんにちは!リンクジャパンです。
近ごろ、パソコンのウイルス感染やサイバー攻撃による被害が増えています。
今回は、最近特に被害が増えているマルウェア「Emotet(エモテット)」についてです。
- Emotet(エモテット)とは
Emotet(エモテット)とは、「なりすましメール」を通じて感染するマルウェア(悪意のあるソフトウェア)の一種です。一度は攻撃が収まったかと思われていましたが、2021年11月以降再びエモテットによる感染が確認されています。
<特徴>
・取引先や関係先を装う「なりすましメール」が送られてくる
・メールのタイトルに「Re:」をつけて実際の返信メールを装う など
攻撃の手口の詳細は、下記ページをご確認ください。
・参照 IPA(情報処理推進機構)「「Emotet(エモテット)」と呼ばれるウイルスへの感染を狙うメールについて
URL📎 https://www.ipa.go.jp/security/announce/20191202.html#L19
<感染方法>
・メールに添付されている暗号化ZipファイルやWord、Excelファイルを開き、「コンテンツの有効化」または「編集を有効にする」をクリックすることで感染
・メールに記載されたURLをクリックし、不正なファイルをダウンロードさせることで感染 など
感染してしまうと…
・端末内の情報を盗まれる
・他のマルウェアにも感染しやすくなる
・同じネットワーク内の他の端末にも伝染する
・これまでのメールのやり取りを盗まれ、第三者への攻撃の踏み台にされ社外(取引先や関係先)に感染を広げられる
など、ご自身だけではなく、第三者にも迷惑をかけることになります。
- 感染を防ぐ方法
感染してしまうと、取引先や関係先に対する信用を失いかねません。
今から対策をしておきましょう!
●送信元のメールアドレス(特に@マーク以降)を確認する
エモテットによる攻撃は、実在する取引先になりすましメールが送られてきます。送信元の名前だけではなく、メールアドレスが不審なアドレスになっていないか確認しましょう。
●不審なメールの添付ファイルやURLは開かない
●Word、Excel等のマクロの設定を確認する
添付ファイルを開き、マクロを有効化することでウイルス感染するため、WordやExcelのマクロが自動的に実行されないように設定しましょう(「警告を表示してすべてのマクロを無効」または、業務でマクロ機能を使うことがない場合は「警告表示せずにすべてのマクロを無効にする」に設定)。
万が一感染してしまったときの対応については、警視庁の下記ページをご確認ください。
・参照 警視庁「Emotet(エモテット)感染を疑ったら」
URL📎 https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/cyber/joho/emotet.html
- 万が一の備え
マルウェア感染対策に加え、万が一の備えとして「サイバー保険」があります。
マルフェアに感染してしまうと、感染の調査に関する費用や、個人情報漏洩による損害賠償など様々な費用がかかります。
日頃の対策に加え、万が一のために備えておくことも大切です。
「サイバー保険」についてもっと知りたい、という方は営業担当までご連絡ください。
春になり暖かくなってきました。昼夜の寒暖差で風邪など体調崩さないようお気をつけください🌸