相続
相続ってどうするの?① ~争族になるケース~
こんにちは!リンクジャパンです。
早速ですが、皆さんは「相続」に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?
「お金や不動産など財産がたくさんある家族がトラブルになってるんでしょ」
「相続税払わないといけないのかな?」
「先の話なので、まだ深く考えたことがない」
という方が多いのではないでしょうか?
法務省の令和4年度の司法統計年報(家事事件編)によると、家庭裁判所の調停で遺産トラブルが解決した事例は、6,915件ありました。
その内、遺産の額が1000万円以下は2,322件(33.6%)、5000万円以下は2,954件(42.7%)で全体の約76.3%を占めています。
意外にもトラブルになりやすいのは、遺産の額が5000万円以下のケースが多いことがわかります。これは、遺産が高額の場合は、相続について準備をしていることが多いため、トラブルになりにくいということでもあります。
また、相続は“争族”と表現されることが多く、相続人間で争いとなるよくあるケースは次のとおりです。
- 生前に相続対策がなされていなかった
- 兄弟姉妹仲が悪い・疎遠
- 同居者など特定の相続人が財産管理をしていた
- 遺産のほとんどが家(不動産)しかない
- 生前に面倒を見ていた、介護をしていた相続人がいる
- 生前贈与があった
- 不公平な遺言書が遺された
- 親が事業をしていた
いかがでしょうか?
これらのケースに皆さんも当てはまる可能性があるかもしれません。
「遺産が高額だから」とトラブルになるわけではないようです。せっかく家族のために残した遺産が原因で、家族が争うことになるなんて、悲しいですよね。
今月よりシリーズとして「相続」に関する情報を配信していきます。
いざ相続が始まったときに、とまどったり、争うことのないよう、相続について確認しながら、対策していきましょう!