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相続

相続ってどうするの?⑧ ~相続税とは~

こんにちは!リンクジャパンです。

前回は、「相続放棄」についてお話ししました。

 

今回からは「相続税」に関する内容を配信していきます。

 

「相続税ってどのくらい払わないといけないのかな?」と思っている方が多いのではないでしょうか?

 

相続税はどのような時に発生して、どのように計算されるのか、今回は「相続税」の基本的な内容についてお話しします。

 

💡基礎控除とは

相続税はすべての人にかかるわけではなく、遺産の総額がある一定額を超えた場合に

発生します。そのある一定額が基礎控除です。

 

<基礎控除計算式> 3000万円 +(600万円×法定相続人の人数)

たとえば、亡くなった人の法定相続人が配偶者と子ども2人の場合

3000万円 +(600万円× 3人)= 4800万円 が基礎控除となります。

 

つまり、遺産の総額が4800万円を超えた場合、相続税の申告をして相続税を納税する必要があります。反対に、4800万円以下の場合は、相続税はかからず申告も不要ということになります。

 

 

💡相続税の計算方法

相続税額は、遺産の総額から基礎控除を差し引いた残りの遺産額に直接税率をかけた金額というわけではありません。

 

まず、基礎控除額を超えた額を、各相続人が法定相続分どおりにわけたと仮定し、それぞれの取得金額を計算します。そして、それぞれの取得金額に対して税率(10%~最大55%)をかけて相続税を計算します。

 

例)遺産が1億4800万円で法定相続人(配偶者と子2人)が相続する場合

①基礎控除4800万円を引いた遺産額1億円を法定相続割合で相続する場合

配偶者 (2分の1)=5000万円

子どもA(4分の1)=2500万円

子どもB(4分の1)=2500万円

 

②それぞれの額に対して税率(下表)をかけると、

配偶者 の相続税=5000万円×税率20%-控除額200万円 =800万円

子どもAの相続税=2500万円×税率15%-控除額50万円 =325万円

子どもBの相続税=2500万円×税率15%-控除額50万円 =325万円

家族全体の相続税の合計は1450万円となります。

 

 

上記の例は、法定相続割合で相続するとした場合ですが、

遺産分割協議の結果、3分の1ずつ相続すると決まった場合は、1450万円を3分割した約483万円が各人の相続税額となります。

 

いかがでしょうか?

 

このように相続税は遺産から基礎控除を差し引いた額に対して発生します。

 

ご自身のご家族では、遺産がどのくらいあるのか?

また、基礎控除がいくらになるのか?

 

と計算してみてください。もし、相続税が発生する場合でも、基礎控除以外の税額控除があります。

 

次回は税額控除についてお話したいと思います。

 

 

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